【SNS採用ブランディング事例】採用数6倍で費用7割カットした方法

フードクリエイティブファクトリー代表の五十嵐豪です。

SNSを活用して人材不況の外食企業で採用ブランディングに成功した事例を紹介します。

結論から言うと、採用ブランディングで年間5000万円の費用をかけてた人材採用費を3800万円利益に転換させました。

さらに年間17名退職していた組織で離職者が0名になり、人材が定着しました。

 

求人獲得コストってどう計算するの?

求人獲得コストの計算式は下記

求人獲得コスト(円)=媒体投資額(円)÷応募獲得(件)

求人媒体に100万円かけて1件応募を獲得すれば100万円です。
ただし会社の文化によって異なります。

求人戦略の3つのポイント

・ミスマッチをなくす

生産性を意識するチームにとって、採用のミスは最悪です。
自社の方針、考え、求めるスキルと違う人を採用してしまった時のコストは大きい。
間違った人を採用したり、昇格してしまった時に支払うストレスコスト、会社の方針への抵抗コスト、やめてもらう時に起こす問題や在籍中に起こす損失、やめた後も文句を言いふらすことが想定できます。
このようなミスマッチによるコストを極力減らすためにも、自社の方針、在り方を明確に伝えるコンテンツが重要です。

北大路さんでは動画で伝えました。
未経験から板前になる若者を想定した動画です。
北大路さんでは通常3年以上かかる板前修行を1年で総ざらいする「板前スクール」制度があります。
これが他の飲食店にない独自の強みとして出せるので、板前スクール動画、板前インタビュー動画、社長インタビュー動画の3つのコンテンツを作ることと、板前の技術をじっくり何度も見返せる「1分間板前講座」と「1分で料亭の味」の2パターンのレシピ動画を企画しました。

板前スクール動画▼


スクールの雰囲気と、受講生の声を真っ最中で受講している新人板前さんと、新人を卒業して指導側に立った板前さんをインタビューしてリアルな声を伝えるようにしています。

1分間板前講座のレシピ動画▼


鯛の三枚卸しは最もKPIに定めた数字の反応率が高い動画でした。
板前になりたい人だけでなく、多くの人に刺さる料理の基本になるので、拡散、フォローされやすい。
技術を得たい人、スクールに関心のある人からのクリックを獲得します。

・メリットを数値化する

採用はマーケティング、働く人が受けられる利益(ベネフィット)を数値化することが重要です。

本件では下記のメリットでオファーをしています。

北大路の板前は年間で250種の魚介、400種の野菜を扱い
短期間で豊富な経験量が特徴
通常3年かかる板前修行を
1年で習得する『板前スクール』も
板前志願者は無料でレッスン受けられます!
スクールに通う受講生の生の声をご紹介👨‍🍳
▼板前に関心がある方は見学もできます😃

会席料理は旬によって変化するので、短期間で培える経験量を独自の強みにしています。
やりたい分野を決めてなくても、とりあえずここで経験しておけば料理に困らないと思いませんか?
技術意識、成長意欲のある若者に刺さるオファー文にしています。

年収@@円!週休2日!
有給完全保証!優しく技術指導します!

▲こんなオファーできた応募に価値はありません。
こんな面接マイナスでしかない。
広告オファーはどんな応募者を現すか明確でいないと、後でミスマッチになります。
企業の採用担当と現場と経営は分業されているので、採用の問題に気づきにくい特徴があります。
採用の役割は組織文化をよりよくしていく上でとても大事ですよね。

・確度の高い関心客を費用対効果高く集める

確度の高い関心客とは採用の場合、ウチの会社に関心のある、ウチの会社が求める人材です。
採用はマーケティングなので費用対効果も重要です。
どんなコンテンツが関心客に刺さるか、どうアプローチするか戦略を立てます。

北大路さんでは技術意識、成長にやり甲斐を感じる若者に応募して欲しかったので、板前の技術を活用したお役立ちレシピ動画を選びました。
友達がシェアしたコンテンツは、ブランドの直接投稿を見るよりも、その友達のオススメであることに信頼がありますよね。
RTされてターゲットに届くとターゲットにとって「友達のおすすめしているブランドの求人」となります。

採用コンテンツマーケティング戦略の結果は・・・

・今回の採用ページへの誘導はインプレッション数の約0.1%


2026人の興味関心に刺さり、板前スクールのページへのクリックを獲得しました。
高い反応率を得られました。

・RT、いいねによる友達のオススメインプレッション獲得は約18万件


総インプレッションが2,034,00でプロモーションインプレッションが1,856,056でした。
つまりRTといいねによる拡散で増えたインプレッション数が18万です。

・新卒応募1件獲得にかかった単価は12万円

新卒応募1件獲得にかかった単価は12万円でした。
ランディングページ以降はFCFでは関わっていないので、正確な数値をとれないのですが、伺った話では新卒がとれた時点でかかった単価は12万円でした。
今後もフォローし続けてもらい、残りのコンテンツを継続的に投稿し続ければもっと採用単価は下げられるかと思います。

僕も自社事業ならもっとガンガン改善の手を休めないんですけどね、あくまで取り決めした業務内容範囲での結果でした。
確度の高いクリックが2000件あるので、もっとランディングページの精度を高めればもっと全然とれますね。

いかがでしたか。採用はマーケティングです。
FCFではコンテンツマーケティングの専門家として、関心客を高いROI(投資対効果)で獲得する戦略とコンテンツを提供しています。
いい人材が欲しいなぁと思ったらお問い合わせから気軽にご相談ください。


コンテンツマーケティングのノウハウを冊子にした「オウンドメディア運用虎の巻」もお送りするご用意があります。
気軽に欲しい部数を問い合わせページから伝えていただければ7日以内にお送りします!

 

食のコンテンツマーケティングを得意にしているのですが、今回2ヶ月で料理人の応募を7件獲得しました。
外食産業の料理人は今採用が難しくて、人気飲食店グループの社長も80万円かけて1件とれるかとれないかと言ってました。

どのようにコストを減らしたかはこの記事で詳しく書いてます▼

今回は採用のミスマッチを防ぐためにFCFの勘所を伝えたいと思います。

はっきり言って、従来の求人広告に書かれてる内容ではミスマッチでしかありません。
入社してみないとお互いわからないことが多すぎるんですよね。
FCFでやったことは、採用応募までの動線づくりでした。

広告では興味を持った人だけにクリックしてもらう

広告はクリックしてもらう人を選びましょう。


このプロモーション動画は、いろんな角度から料理に関心のある人に向けて配信してます。
誰でもクリックしたくなるような内容ではないでしょ。
でも料理に関心のある中で、料理を仕事にしたくて、技術向上を急ぎたい若者にとってはクリックする価値があるよね。

クリック先のランディングページではより詳しい情報を吸ってもらう

認知〜関心獲得の広告では深くを語らない。
深く語ると長くなってしまって離脱が増えるからです。
詳しくはクリック先のランディングページで情報を吸ってもらいましょう。

現状のランディングページはこちらですね。
このページでゆっくりじっくり情報を提供しましょう。

相手が何を知りたいか。今回は

  • 板前スクールの様子と受講者の声
  • 先輩となる板前の新人時代、若手時代、中堅時代
  • 板前の技術動画

3点を使いました。実は社長インタビューも撮りましたが今回は使われませんでした。
使った方がより深く刺さるという意見はお伝えしときました!

2000件以上クリックが取れて7件なので0.35%ですね。
もっとランディングページは整えれば応募獲得は増えるとお伝えしてます!
社内で内製する担当の方がいるのであまり深く入らないようにしているのです。

いいことばかりを伝えず、動画でリアルを隠さず伝える

ミスマッチを防ぐためには、夢ばかり膨らませるのではなく、リアルを伝えて現実を知ってもらうことも重要です。
課題があって、採用を通して解決して、未来を作りたいと考えているのであって、課題が伝わらないとミスマッチが起きるのは当然。
課題とは、こんなプロジェクトにチャレンジしたいんだけど人数が足りないとか。

借り入れするときは資金使途を銀行に伝えますが、採用も採用使途を相手に伝える必要があります。
言えないような問題があって、入って初めて知る方の身になることは大事ですよね。
FCFの採用記事は参考になると思います。
これを見て北海道から面接に来てくれた間島さんはFCFの方針や意図や状況を知って共感した上で入ってくれましたから仕事はしやすいですね。

余談ですが働いている人からの紹介だから間違い無いという意味で、紹介採用(リファラル採用)がいいって言われてて、紹介をノルマ化してる会社の話を聞いたことがあります。
そういうやり方をするとリアルを隠さないといけなくなる(強制リファーラル採用制度がありますよなんて言えないw)よね。

採用や人材研修って奥深いですよね。
FCF経営して10年経ちますが採用のミスマッチほど社内を混乱させることはないと勉強してきました。
ご参考になれば幸いです。
全部いいことばっかりじゃないか。本当にやってよかった。

インタビューに答えていただいたのは大東企業 北大路グループ 板前長兼採用責任者の廣瀬進様。

フードクリエイティブファクトリーのSNS運用とコンテンツ制作を採用獲得に活用いただきました。

 

大東企業では前年度大手求人広告、人材紹介に5000万円のコストをかけていました

 

施策後の効果測定で

採用コスト7割削減

採用数6倍(これまでとれなかった中途採用9名、新卒10名獲得)

離職数17名→0名…という結果に。

3800万円利益アップさせて、採用数6倍、離職問題の大幅改善ができました

 

担当された廣瀬さんのインタビュー動画をご覧ください▼

 

廣瀬さんのインタビューを元に制作した漫画で取組みを解説します。

 

・大東企業さんでは数年前より採用獲得に苦戦していました。

・飲食店にブラックなイメージがついているから人が来ないのではないか、と仮説を立てます。

・ホワイト企業・高待遇をアピールしたことで採用獲得できたものの「ラクだと思って入ったのに…」求職者にはラクな職場と勘違いされてしまい、離職者が増えました。

・離職者の穴を人材紹介や派遣で埋めて、年間コストは5000万円に。

・このままではウチの会社はいつか時代に淘汰される…と経営課題に直面していました。

 

FCFではSNSで日本料理の技術習得に関心のあるユーザーを狙って関心客を集める戦略をアドバイスをしました。

・「動機が明確な」結果29名の応募を獲得

・「社内で若手を育てる」文化が浸透して離職者0名に

・「俺はSNSはいいよ」と言ってたベテラン社員も参加し、社内でSNSで発信することが文化に

全部いいことばかりだった、と廣瀬さんは語っています。

 

「北大路で働く価値を伝える」そのために

・板前の活躍の場をつくる→テレビで冠番組をもつ→Jcom Act On TVで「北大路板前TV」制作放映

・Twitterで料理の技術向上に関心のあるフォロワーを獲得

・1年目の板前、3年目の板前、中堅の板前をそれぞれインタビューした動画をリリース

・Twitter広告で採用獲得の投稿を広げて、応募サイトに誘導3600クリック獲得

 

社外発信を通して、社内方針が共有され、会社一丸となって若手を育てる文化が浸透しました。

これが離職を下げるのに機能したと考えられます。

新人にとってキャリアの先が見えないと「俺はこのままずっとここにいていいのだろうか」って考え込んじゃうことがあるんですよね。

今回キャリアパスを見える化して、社内全員で意識を揃えたことで、若手を育てることにコミットできたのが大きいと思います。

 

廣瀬さんから、1年前の廣瀬さんや、今採用に課題を抱える人事担当者にどんな言葉を贈りますか?と聞いたら

・やってみてよかったですね

・本当に欲しい人材を一人でも採用することが大事

・うちはこういう会社なんですよって動画でアピールしてブランディングが大事だとわかった

・皆さんも私たちと同じような感じでやると本当に欲しい人が来ていい育成と採用ができたと思います

と語っていただきました。

 

FCFに集客課題を相談したい、という方は▼より無料集客診断をお申し込みください。

登録いただけたら特典が3つ

・メルマガで14ヶ月26万フォロワー増 SNS運用のコツを配信

・今回の北大路さんの漫画「【マンガ】SNSで年間5000万採用費を7割カット 獲得6倍に」をプレゼント

・「マンガで分かる 6ヶ月でフォロワー18万増 デジタル集客虎の巻」をプレゼント

 

 

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もう少し当社の実力を知ってから検討したいという方はこちら▼
年間5000万円の採用費を7割カットして、採用数6倍、離職年間17名が0名になりました
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WEB集客全般のHow-toを漫画でわかりやすく解説しました
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株式会社フードクリエイティブファクトリー

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