SNSで400,000拡散を記録したFCFのバズるレシピ記事コンテンツの企画手法
急性すい炎で悶え苦しんだ仕事納めの前日!(予約投稿につき)
20時間横たわり、治療を受けて忘年会戦線に復帰しました五十嵐豪です。
SNSで拡散されると瞬間風速的に人が集まるけどその後は、、、という話も聞きますがSNSからの被リンクはSEO対策上でも重要視されていて、SNSからユーザーの推薦を受けるサイトはいいサイトであるとGoogle検索エンジンは評価しています。
なのでSNSでLikeをもらうことはサイトのドメイン強化に繋がる資産と言えます。
FCFではこれまで把握しているだけでも400,000件を超える拡散をレシピ記事/取材記事/コラムコンテンツから作ってきました。
コンテンツは一にも二にも企画がユーザーの関心想起に機能しているかが最重要です。
まずタイトルとキャッチでそそらないとクリックされません。
そこで今回は肝である過去FCFで拡散させてきた企画の立て方を紹介します。
インデックス
▶︎この記事を読むユーザーにとってどんな嬉しいことがあるかを明確に ▶︎タイトルが9割。魅力あるタイトルを作れれば勝ち ▶︎ウケるタイトルを作る公式 ▶︎人気要素を狙え ▶︎インプット・組み合わせ・解を導き出すスピードを会得する
▶︎この記事を読むユーザーにとってどんな嬉しいことがあるかを明確に
記事コンテンツを企画するときに重要なのはマーケティング視点です。
マーケティング視点について簡単に触れると、この記事は誰にとってどんな価値(嬉しい)があるかを観る視点です。
-ベネフィット-
ユーザーに提供する価値。どんなユーザーにとってどんな”嬉しい”を嬉しいを提供するかの視点。
記事コンテンツで言えば、この記事を読むどんなユーザーにどんな嬉しい気持ちになって欲しいかを設計する。
-ターゲットセグメント-
記事を読むターゲットユーザーをニーズ別に分けること(セグメンテーション)。
とにかく多くの人に読んでもらいたい!というメディアでは大きいマーケットを狙います。
誰にでも届く記事にするとコンバーションが薄まってしまう販促企画ではターゲットニーズの選定が重要です。
-TPO-
ユーザーにとってサービスの価値が発揮される状況を想定するフレームワークをTPOと言います。
Time タイミング シチュエーション、季節、旬、情緒、朝/昼/晩ごはん、仕事帰り
Place 場所 家、学校、会社、友達んち、レジャー先
Occation 機会 ホームパーティ、急な来客、疲れて何もやりたくない、異性アピールのチャンス
上記はあくまで発想のフレームワークですが、初めはあえて枠に当てはめて訓練した方がいいです。
基礎の力がつかめてくると、応用展開することができます。
▶︎タイトルが9割。魅力あるタイトルを作れれば勝ち
記事コンテンツが拡散されたり、ユーザーが定着されるまでのプロセスは下記です。
①認知 ▼FacebookやTwitterのタイムラインか、購読中のメディアなどで生活動線のユーザーにリーチします。 ②興味関心想起 ▼ユーザーはタイトルとアイキャッチだけみてクリックするかどうかを判断します。 ③クリック ▼冒頭リード文を読み読むべき記事か判断します。支払う対価より得る対価があるか。 ④新規ユーザー読了 ▼得る対価の方が高いと感じた時、ユーザー満足が起きます。リピートやシェアにつながります。 ⑤リピート・継続
認知は広告次第で作ることはできますが、興味関心想起と支払う対価より得る対価があるかはタイトルで判断されることが多いと私たちは考えています。
魅力あるタイトルが作れれば読み進めてくれます。魅力あるタイトルにふさわしい中身があればリピートやシェアにつながります。
そう言った一貫性があるコンテンツはシェアも期待できます。
ソーシャルメディアを運用している個人ユーザーは一メディア運営者として、いいコンテンツは広めたくなるからです。
▶︎ウケるタイトルを作る公式
FCFではウケる企画を考えやすくなるように公式を作っています。
公式は一定以上のニーズがある企画を実績データから抽出したネットでウケる文法です。
OOにちょい足しするだけで大変身or絶品 炊飯器でほっとくだけで完成する 肉やサラダに合わせるだけで絶品グルメに大変身する万能調味料 材料Oつだけで作れる (一般的には倍以上時間のかかる料理が)15or10分で作れる 話題のOOを使った絶品レシピ 塊肉をOOにつけるだけで絶品のうまさ コンビニで買える食材だけでできるOOの作り方 激ウマのOOが(ミキサー、炊飯器などの家電)スイッチを押すだけで作れちゃうレシピ 失敗しがちなOOを失敗知らずに作るための科学 ニューヨークで大人気!話題のOOの作り方のコツ
他にもまだまだ公式はありますが、長すぎても持ち帰れないのでこのくらいで!
FCFでは企画者は社内ディレクターに相談してクライアントごとの公式を作ってもらうというプロセスもあります。
この公式はのちの人気要素と一緒に活用します。
▶︎人気要素を狙え
人気要素は公式と組み合わせる修飾語やお題です。
冷凍可能 炊飯器 鶏むね肉 塊肉 ささみ 万能調味料 自家製OO ポテサラ カロリー@@以下管理栄養士がオススメする〜 コンビニで買える 旬のOO 「肉風」レシピ(肉のような食感・味になる驚き技のこと) 味噌漬け、塩漬け、めんつゆ漬け 人気オノマトペ+料理
オノマトペとは「擬音語・擬態語」を総称します。人気のオノマトペは下記です。
カリカリ サクサク シャキシャキ シャキッと しゅわしゅわ ジュワッと つるんっと トロトロ とろーり パリっ パリパリ プルプル ふっくら ぷるんと ふわっ ふわふわ
日本語の料理名はオノマトペが特徴的です。
「クリスプ」と一言で済む英単語もカリカリなのか、パリパリなのか、サクサクなのか表現が変わりますよね。
中でもデータベース上で人気のオノマトペを抽出します。
▶︎インプット・組み合わせ・解を導き出すスピードを会得する
最後は公式と人気要素を組み合わせる訓練です。
FCFの研修では穴埋め問題からスタートして、徐々に公式と人気要素の使い方に慣れていくようにしています。
実践 1>塊肉をつけるだけで絶品のうまさ×OO
ここのOOに当てはめる人気要素を入れる問題です。
知識だけ持つとできるようになったような気がしますが、実際には組み合わせを何度も使うことです。
この武器を使えるようになればインプットを増やすほど使えるようになります。
また解を導き出すスピードはコツコツと続けていくことで得られます。
理論を知ったら実践あるのみです。
的確にフィードバックするトレーナーの役割も重要です。
教育の生産性を高める上でトレーナー役をやる人はダラダラ考えさせず、時間をしっかり区切る提示が必要です。
まずは一本を5分で。途中でもいいのでフィードバックをもらいます。
フィードバックは答えを教える場ではありません、トレーナーが手を抜くと答えを教えてしまいます。
そうすると本人の育つ力は失われてしまいます。
トレーナーはトレーニー(トレーニングを受ける人)から次につまづかないようにするアイデアを聴きます。
これを3度繰り返し、トレーナーはトレーニーが重点的に強化すべき課題をフィードバックします。
以上が FCFが400,000件以上の拡散数を作るまでに書き上げた虎の巻です。
自社で企画要員を育てたいという方にはお役立ちできると思いますが、食品企業のマーケティング部署で一から企画要員を育てることはマネジメント側の持つべき観点として非生産的です。企業にとって局所的にしか役に立たない能力を育てるための中長期的な投資になるからです。
すぐにネットでウケる企画、御社のターゲットユーザーに刺さる企画を作りたい方はFCFに気軽にご相談ください。