フードクリエイティブファクトリー代表の五十嵐豪です。
「料理撮影を社外に依頼したい」と思った時に付加価値の高い制作会社を見分けるコツを紹介します。
レシピ企画と撮影を両方請け負っている会社や個人は多くありますが、両方を内製化して組織としての強みを生かして生産性を高め、支払う対価以上の付加価値を提供する会社は多くありません。
 
 

①キッチンスタジオの有無

キッチンスタジオを持っていない、スタジオはあるけど料理制作に適した機能がない会社は料理制作の時だけスタジオを借りたり、外注している傾向にあります。
そのためスタジオ代が価格転嫁されてしまいます。
料理制作機関を外部に持つと、クオリティとスピードのコントロールや生産性を向上する機会を失います。一時期私もあえて社外で料理制作に全て委託することをやってみましたが、スケジュール調整のコントロールが効かず、クオリティを高める工夫やスピードを高めるアイデアは議論することができませんでした。
キッチンスタジオを持っている会社を最低限選ぶことをオススメします。
 

②社内スタッフの業務範囲

制作において生産性の低い組織は属人的な組織です。
「専門分野に特化している」と聞けば聞こえはいいですが、その人がいないと話が進まない、制作を動かせない場合は、待ちの時間が多かったり、仕事を抱えがち、情報のやり取りが浅くて他のスタッフに負荷がかかるなど組織的にネガティブなことが多いです。
以前はFCFがまさに属人的な組織づくりをしていました。大きく場づくりの方向性をシフトさせて、スタッフ全員が制作オペレーションの全てをできるようにして連携できる環境にしました。
すると必要な時に必要なタイミングで連携でき、皆が一貫した流れを知っているからこそ今何をすべきかを判断できるようになります。どんどん業務が改善され、高い生産性を上げることができるようになりました。
スタッフの業務範囲が広く、できればスタッフが全行程に携わっている組織は高いコストパフォーマンスをあげられる会社と言えます。
 

③自社のために投資をしてチャレンジしている

BtoBの受託業務を生業にして仕事が回ってくると、どんどん忙しくなります。
好循環に乗れば仕事を提供した▶︎その仕事を見た人が仕事を依頼してくれる▶︎仕事提供▶︎また依頼くる
このような流れになります。
仕事がいっぱいあって忙しくなると経営者の意図とは裏腹に納期までに仕事を納めることが目的化した場になってしまう傾向があると私は考えます。
顧客が定着している一方で、生産性をさらに上げる明確な目的と全体ビジョンが失われます。
 
私は自社のために投資をする会社を選ぶことをオススメします。
仕事が回っている会社が自社のために資源を投資をするには、月末に納品すればOKではいられないから日々業務改善を起こして自社のために「時間」を使う明確な目的があります。
クライアントへの提供価値最大化のために投資をするというのも良いですが、自社のために投資をした方がスタッフ全体のエネルギーがすごいです。やったことないこともできるようになったり、成長しようとする好奇心とエネルギーが駆け回っているような力強さがあります。
スタッフ同士が業務改善の話し合いをしているところを聞くと、全体が影響を受けるのです。
だから私は自社のために投資をしている会社はそうでない会社に比べて強いと考えています。
 
上記3点の見分け方は、あくまで私のこれまでのチャレンジによる体験と発見の蓄積によって考えていることですからそうでない意見もあることと想定します。
クリエイティブ制作の良し悪しを決めるのは「人」です。
何より大切なのは自分が働く環境を「もっと良くしていきたい」と意思を持って仕事に取り組むスタッフがどれだけいるかが会社の提供サービスの質に関わっていることなのだと私は思います。
 
五十嵐豪

この記事を書いたのは…

五十嵐 豪

フードクリエイティブファクトリー代表取締役/しかない料理研究家/ヘンタイ祭り実行委員責任者 21歳大学生で所持金4万円、未経験から料理研究家に。農水省、経産省、サントリー、味の素など行政/大手企業のキャラクターやレシピ開発を担当。TVでは日テレOha4、BSの番組でレギュラーコーナーをもち、Jcom男子料理道場のMC兼プロデューサーを担当。FCFではコンテンツマーケティング戦略を得意とし、人材採用・プロモーションの分野で高いROIでターゲットを獲得する実績をもつ。和食会席大手の北大路の採用獲得コスト75%減などプロジェクトでは高い結果を得ている。日本武道館で5000人を前に「ヘンタイであれ」とスピーチしたことがある。