調理師学校から料理研究家を目指す人が知っておきたい料理人と料理家の違い

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調理師学校から料理研究家を目指す人が知っておきたい料理人(=シェフ)と料理研究家の違いを紹介します。

ジャンボ!料理研究家・フードコーディネーターの五十嵐豪(@gogoigarashi)です。

スワヒリ語で唯一知っている単語をつかってみました。

さて最近では調理師学校にて料理研究家やフードコーディネーターやスタイリストなどフードアーティストを目指す学生が増えていると聞いて嬉しいので、基礎的なお役立ち記事を書いてみました。

調理師学校について知らないで入る人が多いため、進路を迷っている人にも届いて力づけになったり、あなたにとってできることが知れてさらに広がる世界を感じて頂けると嬉しいです。

▶︎調理師とは

調理師(ちょうりし)は、食品の調理技術の合理的な発達を図り、もって国民の食生活の向上に資することを目的とするための日本独自の国家資格であり、名称独占資格(有資格者以外はその名称を名乗れない資格)である。wikipediaより

調理師は国家資格です。国家資格は国が認定する資格です。

勘違いして進学される方も多くいらっしゃいますが、国が認定する資格は全てにおいて独占業務ではないし、賃金保証はないし、一生安泰な資格ではありません。

あくまでお客さんにとって国が認定している箔であることを確認しましょう。

フードアーティストを目指す人にとっては持っていても、持っていなくてもOKな資格です。

調理師をとると、お店を開く際に一人は保有者が必要な衛生管理資格を兼ねることになります。

ただしこの資格は1日30万円の講習で習得できるので、フードアーティストになりたい人が2年間で300〜500万円の学費をかけてまで必要な資格と僕は思いません。

▶︎調理師学校を卒業してできること

調理学校を出ると飲食店90%以上の人が就職できます。

ただしシェフの業界は上下関係や激務、理不尽な扱いを受けることがあり、1〜3年目で辞められることもしばしばあります。

僕も有名レストランからチェーン店まで10店舗以上アルバイトを経験しましたが、有名店でもキッチンで働く女性には大変傷つくような言葉を毎日浴びせられていたのを見てつらかったです。自分に浴びせられたら1日で辞める自信があります。笑

 

僕も調理師の資格があった方がいいかなと思って、説明会を受けにいったことがあります。

調理をガッツリ習うと思っていたのですが、2年間ある学生生活のうち、1年目は調理の基礎や調理実習などありますが、2年目はほとんど就職活動、そして衛生知識を主に習うと言われて入学を見送った経験があります。

専門学校の多くは就職のためにカリキュラムを作るので、学校で過ごす実質半分は飲食店で就職することを念頭に置いた授業になるのは当然なのですね。

本物の現場調理を学ぶのは卒業してから。根性のあるヤツが残る世界ですね。

僕は根性や体育会系、縦社会は怖くて苦手だし、コチラにとっては余計な制度でストレスがかかったり健康を害するのは避けたいので不適合でした。

▶︎料理研究家と飲食店料理人の違い

料理家→ギャラ 調理師→給料

調理師は給料をもらいます。

一方で料理研究家は請求書を出してギャラを受け取ります。

給料には年金や社会保険料や所得税が既に引かれて会社が手続きしていますが、料理研究家の場合は自分で保険に入って、所得税を計算する必要があります。

■会社員の副業として料理研究家になる

副業所得は20万円までなら3月の確定申告で申告する義務はありません。

所得は収入-支出なので、会社員の方は法律さえこえなければ、ほぼ自由に料理研究家になります。

会社にバレない確定申告(nanapiより)

確定申告で会社側にサラリーマンが副業をしている事がバレてしまうのは、ある理由からです。

税務署から会社に「あなたが副業をしている!」と連絡がいくわけではないのです。

会社側が、サラリーマンが副業をしていることが知る方法は、住民税の支払いというものです。

税務署では、課税業務を円滑化するために、特別徴収制度というものを設けています。

特別徴収制度とは、サラリーマンの場合、給与以外の収入に対する住民税の支払いをサラリーマンとしての給料から一緒に源泉徴収する制度となっています。

よって、会社側は、「あれ、コイツなんでこんなに住民税の源泉徴収額が多いんだ?もしかして・・・。」という様にして副業を発見します。

従って、サラリーマンが確定申告する時は、住民税の欄のところに、住民税の特別徴収か普通徴収にチェックを入れてください。という項目があります。

ここで、普通徴収を選択すれば、会社側に住民税支払いの通知は行かずに、あなた自身に請求がいくようになります。

よって、この住民税により、会社側にサラリーマンが副業をしていることが発覚するということはなくなります。

 

雇用の安定

調理師は会社員なのでローンなど組みやすいです。

一方で料理研究家は雇用ではないのでローンなど組みにくいです。

ローンといっても他人のお金なわけですが、早い段階で持ち家に住みたい人にはいいですね。

会社員をもちつつ料理研究家の活躍を広げていく方法にすれば、雇用を安定してローンを組みつつ、という選択もできますね。

僕はこの方法を選択してこなかったので、素直に羨ましいって思います。

調理師▶︎勤務時間は店の厨房 料理研究家▶︎雑誌、テレビ、広告など幅広い

調理師の勤務は基本的に厨房、新人5年までは徹底的にホールをやるお店もあります。

 

料理研究家は自宅のキッチンが拠点となって、ときにはロケでレシピを作ったり、撮影の調理をしたり、料理をデモンストレーションしたりと幅広い活動をすることができます。

シェフで活躍されている方もたくさんいらっしゃいますが、ほとんどがオーナーシェフで、会社員のように拘束時間が決まっていない人ですね。

調理師からフードアーティストを目指される方は、どれくらいの期間で目標値に到達したいかを明確にしておくと成功の準備がしやすいですね。

まとめ

調理師学校から料理研究家を目指す方は、目標を明確にすると吉です。

通いながら、、、なんて考えていると周りは就職活動を始めて焦ります。

お店で働きながら、料理研究家の活動を休暇中にするということもできますよ。

若い頃は自分が意図しなくても学校で毎日知らないこと、新しいことを学ぶもの。

広い世界で自由に活躍するなら、今から3年後の自分の立ち位置を決めてもいいですね。

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