【長文注意】海外で仕事しよう。シンガポールで仕事をつくった体験から準備マニュアル12条

3a527b968e9f6b81d7cdda3141cef5f2_s

会長の五十嵐豪です。

社長を五十嵐ゆかりに譲ってから約半年、新しい会長としての自分と向き合い続けてようやく自分なりの会長の形が見えてきました。

FCFブログを通しての発信は今までの僕の体験を惜しみなく伝えることで、このブログを読んだ誰かの力づけをしたいと考えています。

◆この記事を書く意図

今回は「海外で仕事をする」というテーマで、英語が中二レベルの僕がシンガポールで仕事をするまでにした準備を紹介したいと思います。

海外で自分の才能を活かしたい。

事業の規模に問わず、想いや活動を海外に届けたいと考える方に届くように、力づけができるように書きます。

僕の仕事の分野に限らずに、職種問わず、活用できるように一般化して書きます。

 

◆海外で仕事をしようと思ったら

国によってビジネスルールや文化に差はありますが、僕は人のする仕事の本質は変わらないと思っています。

シンガポールで仕事をしようと思ったときに、僕が取り組んだ準備を書きます。

イベントプロデュースと料理教室と雑誌連載をやりましたが、日本で仕事するよりも簡単だったと思います。

 

ご当地の料理や食材、演出機材を熟知していて、イベントをつくれる専門家がいたら助かるのにな〜という潜在的ニーズはありながらも、シンガポールで料理イベントがつくれる料理の専門家というプレイヤーがいませんでした。

需要はピンポイントで確かに存在していながらも、競合者がいないという環境は起業家としてはプレイしやすい環境であると思います。

 

シンガポールでは日本人の料理教室はありますが、日本からわざわざ来星 (シンガポールは日本語で星と書きます)する、TV番組を持っている著名な料理家が現地の人に向けてレッスンをするというとても小さな需要はありますが競合者がいません。

 

シンガポールでは日本食が流行っていて、日本食を紹介する雑誌がありますが、日本にいながら英語でレシピを連載できる料理研究家の競合者が他にいませんでした。

 

僕は英語を得意としていませんが、果敢に英語でコミュニケーションしようとする姿勢はあります。相手の言葉や価値観を理解しようとする気が全開でいれば、相手もしっかりと伝えようとしてくれるし、こちらも誤差がないようにしっかりと伝えようとします。

語学力を磨くのは、現地でニーズが確かにあって、素晴らしいサービスを提供できると確信したときでいいのかなと思っています。

僕がお世話になった日本貿易機構の方によると、海外進出支援事業で採択された企業の中で利益を出せた企業は3割未満という肌感覚だそうです。

海外進出を本格化するのは、初期投資と固定費がジレンマになるので、ちょこちょこと行って仕事をしながら市場を観察する「ヒットアンドアウェイ方法」が僕のスタンスです。

 

具体的な方法を伝える前に、僕自身のスタンスをお伝えしました。

スタンスが違う人には効きが悪いと思いますのでご了承ください。

 

 

1◆情報源をベンチマークしよう

最初は自分が情報源に結びつくことが重要です。

これがないと妄想で終わり、具体化しません。

情報源としておすすめなのは

>日本貿易機構(JETRO)

>商工会・中小企業団体中央会主催の海外進出セミナー

>ミラサポ(中小企業支援メディア)

 

民間の海外進出コンサルティングの会社もありますが、僕は無料でアクセスできる情報しか使わなかったので、この3つで十分と思います。

僕は中小企業団体中央会神奈川が主催する海外進出セミナーに行きました。

そこでJETRO、神奈川県庁のシンガポール駐在員の方と出会ったのが分岐点になりましたよ。

パネルディスカッションの間はすごい勢いで居眠りしていましたが、懇親会で経験者と話せたことが成功に大きかったです。

 

2◆コネクターの力を借りよう

現地でコネクションをもつ人の助けは必要と思います。

僕はJETROで海外進出支援事業をしていることを知り、コンサルタントの方にとてもよくして頂きました。

現地のアポイントも行く先も全て決めて頂き、現地のメディアを訪問させて頂きました。

日本食を紹介するフリーマガジン「OISHII」を連載させて頂いたのもJETROのコンサルタントの方がコネクターとして繋いでくださったおかげ様です。

海外進出支援事業はコンサルタントの方の報酬をJETROが負担してくれるという制度でした。

こういった機会を利用するのは初期投資を極力かけたくない方にオススメです。

 

3◆予定を入れよう

渡航する予定を入れます。宿も予約しておきましょう。

具体的な予定がない人は、3ヶ月後くらいがオススメです。

忙しい人でも3ヶ月後の予定がすっからかんな人は結構多いからです。

渡航の予定を入れたら、あなたが会いたい人に連絡をとってアポを入れます。

会いたい人って言われても思い浮かばないよという人は、先に次のステップに取り組みましょう。

4◆周りに話そう・他人事のアドバイス聴いてみよう

周りの人に、あなたが何を思って海外で仕事しようとしているかを伝えましょう。

具体的に何をするか、決まっていなくてもOKです。

僕も決まっていませんでした。

 

まずやったことは、セミナーで出会った神奈川県庁のシンガポール駐在の方にアポをとって話しに行きました。

現地の情報や肌感覚を聞くことができました。

最後にこんな質問をしてみました。

「◯◯さんの仕事関係なく、僕は何をしたら面白いと思いますか?」

すると意外な答えが帰ってきました。

「五十嵐さんが今東京でやっていること(地方の生産者を応援するイベント)をそのままシンガポールでやるだけで面白いと思いますよ」

 

え。そうなんだ。と私には衝撃が走りました。

生産者応援をシンガポールでやる?考えたこともなかった。やろう。

その6ヶ月後に富山県南砺市役所の依頼をうけて、シンガポールで南砺の食材をお披露目するイベントのプロデュースをすることになりましたが、このときの自分には知る由もありません。

 

あと、意外とあなたの周りにいる近しい友人は海外にツテがあります。

僕も「シンガポールで日本のご当地の食を伝えるんだ」と話すと、友人の親戚がシンガポールに住んでいる人とか、最近仕事でシンガポールから問い合わせがあったという人も出てきます。

 

「チャンスをつかむ」

という言葉は、まるでチャンスは流し素麺のように流れてくるように感じますが、実は違うと僕は確信しました。

チャンスはあるんです。これまでの自分が見えなかっただけです。

このブログに書いているプロセスを踏むとチャンスが見えるようになってくるかもしれません。

これについて詳細に書くと長くなるので、需要があれば書きます。

5◆【行く】現地の人と会おう

現地の人に会いに行きましょう。

僕は1回目はJETROのコンサルタントの方に案内していただきました。

2回目の渡航では、自分でアポイントを入れて、1回目の渡航で会えた人に近況報告に行きました。

現地に住んでいる人はたくさん情報を持っています。たくさん友達がいます。

 

日本人のコミュニティーの集まりに参加させて頂くのもいいかもしれません。

日本酒友達の友人がシンガポール駐在になったことを思い出して、僕は連絡をとって日本酒の飲み会を開催していただけることになりました。

そこから現地のコミュニティーに紹介していただきました。

お世話をしてくださる方にお会いできたのは幸運でした。今も感謝しています。

 

 

6◆【行く】渡航期間中に2回以上会える人はいないか

渡航期間中に大事なのは、広く浅く人を辿るよりも、滞在中に2回以上会える人と出会うことです。

じっくりお互いがなぜシンガポールにきているのかを話し込んでいると、共通の何かを見つけられることがあります。

僕は出会った翌日にメールを送ってお礼を伝え、お茶にお誘いしました。

2時間以上じっくり話したある女性とは、日本に帰っても情報交換をしたり、お仕事をご依頼させて頂いたり、僕らの料理教室をオーガナイズして頂いたりと現地パートナーとして繋がっています。

あと滞在中に2回以上会える人は、感度が高い人が多い気がします。

会えない人は感度が低いわけではありません、何か繋がるものを感じとる人だと思います。

積極的に滞在中にお誘いするといいでしょう。

 

7◆結果が出るまでの期間(回数)を考えよう

結果が出るまでの期間を考えることは大事です。

詳しくは過去の記事にも書きましたので合わせて参照頂ければ幸いです。

投資回収をいそぎ過ぎてもいい結果は出ませんが、ある程度目標を立てましょう。

僕は1回目の渡航後に連載が決まり、連載先に挨拶に行くために2度目の渡航を決めてシンガポールで日本の食の展示会と重なる日程にアポイントを入れました。

そこで富山県の南砺市役所の方と出会い、一緒に仕事をすることになったのです。

同じタイミングで、料理教室の講師として登壇させて頂くことになりました。

幸い2回目の渡航で結果が出ましたが、3回〜5回くらいを考えておくと焦らずに済むかもしれません。

楽しくいることが大切です^^

楽しいところに楽しい仲間が集まるものです♪

 

8◆仲間をつくろう

同じ国への進出を狙っている仲間を作りましょう。

それぞれ業種や、進出手段が違っていいと思っています。

その方が一緒に協力しやすいからです。

僕はシンガポールで食材をPRしたい行政関係、食品関係の方と出会い、シンガポールで料理教室のネットワークをつくろうと起業された方と出会いました。

「日本の安心安全で美味しい食を世界の食文化にしよう」をテーマに、様々な意見交換をしているうちに、一緒に協力することでお互いのもつ強みを生かし合うことができました。

食材をPRしたい行政から、シンガポールでイベントをしようと思うのだけど、つながりがないということを相談いただきました。

現地でシェフとのネットワークをもつ仲間に依頼して、レストランとの取次をしていただき、輸出のインポーターと行政をつないで食材を輸出する手続きをし、フードメニューをプロデュースするという仕事をすることができました。

同じ仕事に携わった仲間とは今も連絡を取り合い、次の計画を立てています。

 

特に海外では一人でやろうとしすぎないことが大事と僕は思います。

なれない海外を動くときはただでさえ、超疲れるからです。

人と仕事をすることになれれば、先の予定もどんどん決まるし、一人で仕事するよりも着実で早いです。

 

9◆成果を発表しよう

行動したら、人に成果を発表しましょう。

例えば、一緒にいた僕の友人の話ですが、シンガポールの伊勢丹の食料品売り場を歩いていたら、日本から催事にきている事業者さんがいて、日本の麦が売れているという情報を知ることができました。

友人には麦を商材として扱うクライアントがいました。

すぐさまSkypeでクライアントに連絡をとって、会いに行って情報をシェアし、ホームページのリニューアルの仕事を獲得していました。

あなたに直接役立たない成果でも、役立てられる人にとっては宝物のような体験や発見もあることでしょう。どんどんシェアすることです。

僕もシンガポールでの料理教室をした体験を会う人に話します。

海外展開を考えるきっかけになり、僕の顧問先のクライアントは輸出に興味が湧き、海外での販売数を急激に伸ばしていました。

 

10◆Skypeで話し合える仲になる

海外を拠点に活動している人は、現地での情報アップデートが早いです。

そんな現地の人を仕事のパートナーにできたら一気に道が開けます。

現地のパートナーと気軽に、正確に、素早く情報をやりとりできるようになると、スピードが変わります。

そんなときに便利なのがテレビ電話サービス、Skypeです。

 

Skypeは無料で使えるインターネットサービスです。

iPhoneならば4G回線で使えるし、WifiがつながればPCでもテレビ電話ができます。

僕は月に1〜2回は現地の料理教室をネットワークしているパートナーとテレビ電話をするし、シンガポールで連載している雑誌の取材もSkypeで取材を受けています。

海外との通話なのに無料で使えるなんて、一昔前には考えられませんでしたね。

素晴らしい時代です。

メールとSkypeを両方使うと良いと思います。

リアルタイムな情報はLineというアプリを使ってスマホからチャットします。

便利な機能をぜひ活用しましょう。

 

11◆現地で出会った人と国内で会いにいく

シンガポールの展示会で出会った日本人には地方でも会いに行きました。

地方自治体の人からは「◯△(地名)にもいらしてくださいよ〜」と言われます。

そこで「OKです。行きますよ」とすかさず答えています。

本気の人は、どこを案内するかを本気で考えてくれるし、こちら側に何を提供するかを真剣に考えてくれたり、ヒアリングしたりしてくれます。

一方で社交辞令タイプで行っただけの人もいるので注意が必要ですが、そういう人は具体的な話から逃げるので「いつにしましょうか」と連絡するとすぐにわかります。

返答が来なくなるからです。

 

本気の人と国内で会えたら最高です。

本気の人は情報収集も本気だし、つながりや経験ももっているので、素晴らしいパートナーになります。

ぜひ出会いを生かして、本気の人同士で海外を切り開きましょう。

 

12◆次に行く事業の予定を立てる

これらの行動を一通り試したら、次に行って事業をする予定を立てます。

事業をするというのはポイントです。

「遊びにいく」という目的で行くと、海外で遊びたい人としか繋がれません。

「仕事でいく」という目的でいくと、海外で仕事をしたい人が繋がります。

 

小さな事業でも構いません。

僕は料理教室やご当地食材イベントを事業として持って行く計画を立てます。

現地の料理教室ネットワークをつくっているパートナーとSkypeですり合わせて、行く日程を立てます。

僕は次、10月にシンガポールで料理教室で登壇します。

同時に日本のご当地の食材を啓蒙するイベントも開きたいと思っています。

次に行く事業の予定を人に話したり、ブログで表明することで、次の出会いが生まれるのです。

 

◆まとめ

12の準備を書きました。

3日掛かるとは思わなかった。汗

それだけ情報をぶち込んだので、この記事を読んだ人が

・海外で仕事をするという選択肢が広がったり

・英語力よりも、準備が大事ということに気づいたり

・誰か友達が海外で仕事をすることに憧れていたらこのブログを見せて力づけできたり

他にももっともーっと僕の想像を超えて役立ったら嬉しく思います。

最後は息も絶え絶え、早く次の話題に変えたいと思って走り書きしちゃいました。

 

海外で仕事をするのも、しないのも、あなたの自由だ!

やってみたら、意外とシンガポールでの活動以上に国内で広がりがあってびっくりします。

自由な生き方を楽しもう!

おしまい

コメントを残す