会社の理念を見直してみえてきたこと|会社・理念ってなんだろう|役員と社員の違いってなにか

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会長の五十嵐豪です。

最近、会社で問題がありました。

会社としての問題はなにかというと《FCFが理念に立っていませんでした》

 

発覚した経緯は、FCFがクライアントに不誠実な仕事とコミュニケーションをしていたことが、クライアントからの問題提起(文章のわかりやすさを優先して以下、クレームと書きます)で明らかになったことでした。

 

僕らは早急に、何が起きているかを明らかにし、対策をしました。

問題について具体的にお話することを控えますが、対応までのプロセスでたくさんの大事な事に気がつく体験があったので、それを伝えたいと思います。今日は「理念」の話です。

 

FCFの理念はふたつあります。

・食を通して幸せな人を増やす

・従業員が安心してイキイキと働ける職場をつくる

 

「従業員が〜」とありますが、従業員だけでなく、取引先、外部委託パートナーを含めて、さらにその先に生活している人たちもイキイキと暮らせるように影響する立場になるという宣言をしています。

この理念は社員皆で決めた言葉で、FCFではこの言葉の通りに生きているか、行動しているか、この理念にかなった結果を出しているか、常に見続ける必要があります。

◆FCFにとって、会社とは、理念とはなにか

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会社とは何かを一般定義で調べてみると

*Googleより引用

会社・・・商行為その他の営利行為を業とする目的で設立した社団法人。株式会社・合資会社・合名会社などがある。

 

「法人」とは、実体のないものを人として存在させる概念です。

会社って書面で手続きして、印紙を貼った紙を役所に提出したら、できたと見なされる「何もないもの」です。

会社が住民税を払ったり、裁判で訴えられたりするのは、モノでも書面でもなく「人(法人)」として扱われているからです。

 

 

「何もない」からこそ、会社は存在意義を創り出すのです。

この世に存在する意味や価値や存在させる意図を持たせるのです。

会社によって独自に「こう在りたい」姿を明確にする必要があります。

 

◯FCFにとって会社ってなんだろう

FCFにとって会社ってなんでしょうか。

この質問は生涯取り組み続ける問いだと僕は考えています。

 

FCFの存在意図、存在価値、存在している意味を現すのが「理念」と考えています。

・食を通して幸せな人を増やす

・従業員が安心してイキイキ働ける職場をつくる

このために存在し、このために活動する法人、それがFCFという会社です。

 

◯理念ってなんだろう

理念は「FCFの存在している意味、範囲、価値を伝える言葉」と考えています。

FCFにとって理念は「すべての意思決定を明確にする思考の軸」です。

 

食を通して・・・手段・範囲

幸せな人を増やす・・・価値・範囲・使命

 

食を通してという言葉に、手段と行動範囲が示されています。

不幸せな人を増やすコミュニケーションはFCFの範囲や価値から降りていることになります。

 

 

従業員が安心してイキイキ働ける職場をつくる・・・範囲・使命

 

従業員が安心できる未来をつくるかどうか。

従業員に限らず、取引先、外注パートナーがイキイキと働けるよう存在をしているか。

事業をつくるときも、意思決定するときも、利益の大きさではなくて、この理念に立って決定することが大切です。

一方で利益を出すことで、税金を支払いながらも資本金が増えれば、倒産しにくくなるので安心して働ける会社になるとも考えられます。

自分らしいイキイキとした人生を生きるために使うお金も、業績をあげて給料を増やすこともできるし、理念にかなった行動と言えます。

 

こうしてすべてを理念から判断することが、FCFらしい判断になります。

◆役員と社員の役割のちがい

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FCFには役員と社員がいます。

役員は会社をつくる役割をもち、現在は社長、会長がいます。

FCFが理念に基づいた存在でいるか、行動や結果は理念にかなっているかを常に観ています。

 

社員は会社を運営する役割をもちます。

新しいサービスを考えて実行したり、運営に必要な事務をしたり、お客様とコミュニケーションをしたりします。

 

*理念に基づいてFCFの”場”をつくるのが役員

*FCFの”場”で活躍するのが社員

 

劇場で例えると、

監督や演出などお客様にとって裏方のステージづくりに関わるのが役員

ステージで様々な役になり、お客様と関わるのが社員

こんな感じです。

 

役員と社員はどちらが偉い、決裁権がある、報酬がある、など比較しても存在価値は測れません。

理念からみて、どちらも必要な役割であると僕は思います。

 

・食を通して幸せな人を増やす

・従業員が安心してイキイキと働ける職場をつくる

FCFとして、大事なのは役員と社員が健全に理念に立って「お互いの役割を引き受けているか」を確かめ合い、認め合う関係と思います。

 

◆「健全さ」とはなにか

健全である、ということはFCFが理念の指す方向に向かって進んでいることと考えています。

お客様に寄りすぎていたり、利益に寄りすぎていたり、自分に寄りすぎていたり、することで理念に立つことから降りている状態では健全と言えません。

 

◆起きた問題と対応したこと

問題はFCFが理念に立っていなかったことでした。

発覚のタイミングはクライアントからのクレームでした。

 

僕は会長として、問題が起きたときは社長よりも積極的に前に立ち、事実を明らかにして、具体的な手を打つという役割があります。

クレームが起きた経緯を明らかにしていくと、「食を通して幸せな人を増やす」理念に存在するFCFとしては、存在に反することがありました。

FCFがレシピ制作会社としての役割から降りていたこと、FCFからクライアントへのコミュニケーションが一方的だったことがわかりました。

 

 

発覚から事実を明らかにしている間は、起こした事実に直面する時間でもありました。

僕は「気絶したほうが楽だわ・・・」と思いました。

「僕たちの役割ってなんだったかな。理念から降りていたな。もっと早く気づけた。」

そんな感情がわいてきます。

 

全ての事実を明らかにして、関係者に電話で謝罪をしました。

そして、関係者の方からは何が起きていたのか、何を感じられているのかを聴きました。

関係者からは僕が知らなかった事実も告げられました。

 

よくクレーム自体を問題に挙げられることがありますが、クレームは問題によって起きた結果のひとつにしか過ぎません。

クレームは言う方が言い難いことがあります。

それでも体制の改善を意図して言ってくれたクライアントの担当者の方には感謝しています。

 

クレームとして言葉にされていなくても、様々な方面で不誠実なコミュニケーションをしていたかもしれません。

悔しいなと感じ、迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思う気持ちがわきました。

 

◆今、私たちがどうするか

今の私たちが「できている」と思っていることを疑う必要があります。

「できている」という立ち位置にいると、これ以上を考えなかったり、面倒に感じたりして思考が止まります。

 

また自分が「できている」という感覚は事実とはちがいます。

クレームが発覚してから、FCFが「できている」という立場に固執していたことを発見しました。

 

FCFの理念は

・食を通して幸せな人を増やす

・従業員が安心してイキイキ働ける職場をつくる

 

今の立場を「できている」としたら理念も存在意義も必要ありません。

僕はFCFの役員として、「迷走していたな」と感じました。

 

一方で、もっと以前のFCFなら、「クレームを受け取れる器」がなかったと思います。

相手は言い出せずに、ただ離れていたかもしれません。

言い出しても僕は「受け皿」がなく、相手が悪い(またはこちらが悪い)として善悪を判断して根本的な問題に気づいていなかったかもしれません。

今までの取り組みで「クレームを受け取れる器」をつくれたんだなと、結果に報われた気分もありました。

 

今ここにあるクレームをしっかりと受け取り、不足があることを認めて、次にどうするか。

過去の過不足も明確になった今、未来の僕らがつくるものが大切になっています。

 

◆レシピ制作ってFCFにとってなんだろう?

クレームが起きる前の週末に、僕にはなんだか”予感”がありました。

僕はレシピ制作の仕事は理念にかなった存在でいるか、考えて社長に話していました。

 

食を通して幸せな人を増やす

従業員が安心してイキイキ働ける職場をつくる

 

上記の理念からレシピ制作ってなんだろうか。今その視点があるか。

これを明確にする必要があるなと思い、自分なりの考えをまとめて、週明けに会議で持ち出そうというところで、クレームがあり、今この問題に取り組む必要があることを確信しました。

 

この続きについては持ち越したいと思います。

その間にしっかりと皆で話し合い、理念にもとづくFCFとしてやり甲斐のある事業として明確な形で皆さんにお伝えしたいと思いました。

おしまい

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