【答えます】料理研究家の生態 どんな仕事?年収は?募集やアシスタント採用あるの?

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料理研究家ってなに?どうやってなるの?どんな仕事?年収どんだけ?採用とか募集あるの?アシスタントのこととか色々聞きたい人の疑問を一心に受けるのは・・・

わたくし・・・・

五十嵐・・・・・豪です・・・・・(無意味な間)

料理研究家ってなに?

試作

料理研究家とは食を探究して、発信し、教育に関わるライフワークの総称です。

1.探究

探究の範囲は各国料理や食材や調理法など幅広く、個性があります。

時代とともに価値観が多様化して、探究の形も様々です。

オールジャンル系・・・

NHKきょうの料理が開始された1950年台から80年台にスタートした草分け的なベテランの先生はプレーンに「料理研究家」と名乗っていることが多い。

各国料理系・・・

フランス料理、イタリア料理など。80~00年代にスタートした先生が名乗っていることが多い。 特定の年代を越えた人に「どこの料理が得意ですか?」と聞かれるのはこのため。

食材系・・・

各国料理の専門家が増えて素材系の専門家が増えたのは00年後半-今に至るまで登場している。野菜や肉、魚、またはさらに細分化した食材ジャンルにしぼった専門家も。

シチュエーション提案系・・・食の選択が多様化し、メディアや企業のマーケティングもライフスタイルの多様化を含んできた2010年以降、しかない料理、パパ料理、おふくろ料理などシチュエーション特化した専門家が登場する。

2.発信

発信は料理教室やブログ、インターネットメディアや新聞、雑誌、テレビ、イベント、ケータリングと幅広くあります。

リアル発信・・・

料理教室などのワークショップ、講演活動やイベント登壇などのセミナー業、イベントの主催やケータリング業がこの分類になります。実際に身体を動かしたり、食事や場を提供するものです。

メディア発信・・・

知識をコンテンツ化してメディアに寄稿します。ブログ・ホームページ、ソーシャルメディアなどのオウンドメディア発信、ネットメディアや雑誌、ラジオ、テレビなどのネット&マスメディア発信、企業の販促物や広告に絡めたタイアップメディア発信があります。レシピは簡単にコンテンツ化できるのでメディア発信と相性がいいです。

3.教育

教育に関しては、レシピやコラム、企業研修や福祉、コンサルティングに至るまで様々です。

教育コンテンツ・・・

レシピや文章を作って教育コンテンツとして提供する形です。汎用性があり、幅広いジャンルの発信ができます。

研修実施・・・

学校や福祉系なら料理教室や講演会、企業や行政ならさらに研修やコンサルティングが入ります。親子向けなどイベントでエンドユーザー向けに登壇することも。

どんな生活をしているの?

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料理研究家の生活はメインになる仕事によって違います。

現場型・・・

カメラマンが入る撮影のフードコーディネート、ケータリング、料理教室は現場型の分類です。現場の仕事は朝早く、夜は0時越えて遅いこともしばしば。仕事が入らない日はしっかりとしたオフをとっていることが多いです。日中会社勤めや家庭に入っている休日フードアーティストは食材仕入れや食器リースができないので、現場で撮影のアシスタントだけ経験するライフスタイルもあります。

コンテンツ型・・・

レシピや写真をコンテンツ化して提供するのがコンテンツ型です。現場でないので時間に縛られることなく仕事と生活を両立させています。会社勤めや家事が忙しい方はコンテンツ型が働きやすいですね。時間に際限なく仕事ができるので、のめり込むといくらでも時間を投入することができます。

コンサルティング型・・・

企業や行政に指導や助言をするのがコンサルティング型です。動きは平日のビジネスタイムが基本です。土日は動きがないので会社勤めと同じように過ごすことになりますが、仕事を受ける分量によっては作業が週末に集中することも。

どうやってなるの?

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料理研究家になるには、食について探究、発信、教育することをライフワークとして立場をとることです。

名刺をつくって配ればOKという意見がありますが、それもひとつの発信の手段です。

現実的に「それでOKか」といえば、名刺だけでは「立場をとる」証明として弱いので、探究、発信、教育をライフワークに立場をとることを探究するといいでしょう。

人があなたを料理研究家として扱うようになり、あなたも料理研究家のあなたを扱えるようになったら、料理研究家になったと言えます。

年収どんだけ?

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料理研究家やフードコーディネーターってどれくらい稼ぐの?

それは立場のとり方によって様々です。

バブル期の相場は体験していませんが、当時はテーブルコーディネートなどお金をかけられていていい収入だったと聞きます。

僕は2009年の就職氷河期にスタートしているので、今からスタートする人にはリアルな情報を提供できていると思います。

副業型・・・

主婦業やブログ業やその他本業がある人の立場で関わる場合が副業型です。副業型の立場をとっていれば、重い作業や責任や過度な期待が降りかかる心配がないのが利点です。その分、発注金額が低いことやバーター(お金以外の対価交換)で処理されるケースもあり年収は〜100万円がベースです。副業型への依頼はしやすいので露出を増やしたり慣れてから専門型へ移行するケースもあります。

専門型・・・

フードアーティストの仕事を専門でこなす立場で関わる場合が専門型です。専門型の立場をとると、いちフリーランスと同等のプロジェクト依頼がきます。また発注額が極度に少ない場合やバーターの依頼は減るのが特徴です。200万〜400万円がベースですが、専門型からはピンキリです。1000万円を越えることもあり、僕は3年かけてここまでいきました。1000万円越えると会社法人の場合は消費税が重たいので注意が必要です。

事業型・・・

事業会社の立場で関わる場合が事業型です。事業型の立場をとると、プロジェクトの企画段階から相談依頼があります。1年間で約200レシピ以上の発注があるので1万円でなど大口顧客との継続的な価格取り決めやプロジェクト全体収益の何%をシェアするなど様々です。事業型は様々ですが僕の場合は最高で約2000万円でした。

 

料理研究家の仕事は、食材費と交通費がクライアントから請求できるのと、特別な施設がいらないので固定費はあまりかからないのも特徴です。発信のための探究費用は研究開発費で損金処理されます。家賃も税法上認められるだけ最高50%が損金になるので、課税も最小限の仕事と感じます。

レストランのメニューを探究するときは、一般なら交際費(5000円迄)か会議費(1人3000円迄)で処理されますが研究開発費で処理されるのは大きいと言われます。外食が多い人は、レポートをコンテンツ化して発信し、研究開発費にするだけでも納税額に差が出る違うと思います。料理研究家は立派な事業なので、全然グレーな節税なく、普段の食事をコンテンツに変えるだけで収入アップと節税ができますね。

採用とか募集あるの?

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料理研究家の正社員採用や募集を僕は7年間、FCF以外で見たことがありません。汗

アシスタントのように流動人材として登用されたり、短期期間工として募ることが多いです。

アシスタント募集は色んな先生のブログをRSSフィードでチェックしておけば、巡りあるかもしれませんが、今は一人の先生に対して200人のアシスタント待ちがいるほどアシスタントになる方が難しい時代です。

アシスタントの賃金はまちまちです。依頼側がどんな立場をとるかによります。

結果追求型・・・

職人気質の先生に多いのは結果追求型です。成果物をより良い環境で作りたい人にはアシスタントの動きは重要です。現場の空間に機能するアシスタントには10,000〜15,000円が支払われています。料理技術や社会人や立場としての教育や指導をしないことが前提なので依頼主の水準に満たないと続きません。

猫の手も借りたい型・・・

副業型や駆け出しの専門型の先生で十分な予算がないけど、手伝ってほしいという依頼ニーズが猫の手も借りたい型です。先生の日給が1〜3万円のため5,000円〜10,000円で手伝ってほしい、という依頼になります。作業員としての手数が重要なので、技術が伴っていなくてもOKだったり、勉強を意図して参加してもらうのもOKだったり、敷居が低めです。

体験提供型・・・

アシスタントという体で現場に入る体験を提供するのが体験提供型です。技術が伴わなくてもOK、勉強を意図してもOK、責任は課せられず最も気軽に参加できます。支給なし〜交通費支給があります。

まとめ

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料理研究家は食の探究、発信、教育に関わるライフワークの総称。

立場のとり方や選ぶ仕事によって生態は様々ですね。

時代も変わって、ツールも変わると、働き方や生き方も変わっています。

昔は知識を持っているだけで仕事になっていましたが、今はインターネット共有知とクラウドの時代です。知識だけでは活躍できません。

食の探究、発信、教育に生き甲斐や働き甲斐を見出せるなら、副業や生き方として関わる人もいていいと感じます。

社会に関わるほど、ビジネスやコミュニケーションの探究は必要になるし、探究が終わることはないですね。僕はそんな料理研究家というライフワークが気に入っています。そんな働き方の選択肢がある、ということを伝えていきたいと思っています。

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