【失敗談】会社を週休5日制にして仕事を断りまくってわかったこと

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会長の五十嵐豪です。

FCFは従業員がイキイキと働ける職場という理念があります。

理念に基づいて今も職場づくりには取り組み続けていますが、今のFCFの環境は過去の様々な挑戦体験からつくられています。

 

この理念には「暮らしを大切にする人がイキイキと働ける社会をつくる」という意味を含ませています。

このブログで過去のFCFの失敗体験をシェアすることで、誰かの力づけになれたら幸いに思います。

今回は「会社を週休5日制にして仕事を断りまくってわかったこと」をシェアします。

 

タイトルで文字にしてみると、バカだなぁとしか思わない今の自分がいるのですが、当時は真剣にやってました。

皆さんに推奨はしません。間違っても五十嵐が奨めていたと言わないように!笑

しかし仕事を放り出して楽したいなぁと考えてみたり、将来楽をするために今必死で働こうと思っている方がいたら何か気づきになるような体験があるかもしれません。そんな気づきになったら僕も、この体験をした価値があるなと思います。

会社を週休5日制にしようと思った経緯

僕は仕事を休んで楽することが最大の幸せと考えました。

 

まずはその背景から話したいと思います。

当時従業員で遠藤ゆかりと結婚を見越して交際することを決めていました。

この頃、たった2人で年間2000レシピを制作して一呼吸を置いている間でした。

頑張りすぎて、仕事に対して「きついな」という気持ちが頭の中の多くの面積を支配するようになってきました。

頑張りすぎる人に起きがちな傾向と思います。

 

僕は本を読むことが好きだったのですが、「本を読んで学んだことを試す」という習慣があります。

良くも悪くも今のFCFに至るまでに様々な影響がありました。今回の逸話もそのひとつにすぎません。

僕は某ビジネス本を読んで、楽して稼ぐことが最高である、という価値観に妙に納得していました。

 

誤解がないように訂正するのですが、これは起業した当初の価値観ではなく、限界まで働ききって、仕事=きついなという気持ちが「いたずらに」湧いてきたとき、ちょうどこの本を読んでいました。

そんな状況で本の価値観に「そうだよな」と思いたい自分がいたようです。

 

以上が背景です。

ここでの気づきは「頑張る」という概念は、反発する真逆の感性を生む可能性があること。

当時の僕は頑張りすぎて、楽したいと感じたようです。

身体的には「キツイかも」とアラートを出していました。ゆかりも朝5時から深夜まで仕事していたり。

身体が健康でないときも試作、調理、撮影、試食を繰り返すわけで、当時朝の生放送の報道番組「oha4」のレギュラーコーナーをもっていたので、当時の顔の映りなんかはかなり不健康だったと思います。

深夜の11時すぎまで撮影をしていて、風呂に入って1時間仮眠して、2時半には日テレに出発。

リハーサルして本番が終わったら5時。その後寝て仕事、とか寝る間もなく撮影があることもありました。

ひどい時は本番直前まで嘔吐していたり、お酒も飲まずに突然嘔吐することってあるんだ。って新しい発見でした。

 

この生活を続けていたら、起業当初の気持ちはどこかに起き忘れて、仕事をこなすもの、やらなきゃいけないもの、何もしない時間が欲しいと感じるようになりました。

 

週休5日にするためにした3つのこと

僕はビジネス本を読んで週休5日にしようと思い立ちました。

主にやったことは以下3つです。

 

電話に出ない(24時間留守電対応)

電話は2コールで留守番電話になるように設定しました。出ません。

留守電に「24時間留守番電話で対応しています。」と吹き込み、居ても電話にでない。

 

やってみての感想は、オフィスの留守番電話に伝言をする人はごく一部ですね。

当然おすすめしません。

電話をかけた人は「24時間留守番電話?」不慣れなシステムに後ずさりしたことと思います。

 

仕事を断る

ビジネス本にはこんな風に書いてありました。

「仕事は断る。そうすれば相手はさらにサービスが欲しくなる。」

 

僕は素直に実行してみましたが、僕のように付け焼刃で真似をすると逆効果です。

不慣れなもので断るのも下手くそだったのかもしれません。

相手とろくにコミュニケーションもしないで、一方的に断っていたわけですから、不快にすら感じると思う。

 

火曜と木曜日以外は一切メールを開かない

メールは週2回しか開きません。

当然連絡はたまります。返答も週に2回しか進まないので仕事に差し支えも起きます。

結果的に直前に忙しくなるだけでした。

やってみてどうだったか

僕には向きませんでした。仕事の依頼は激減しました。

6ヶ月くらい適当に生きていましたが、普通に戻しました。

 

週休2日にするほど体制が出来上がっていなかったこともあります。

あとは、「意図的に」休んでいないんです。

休みを活用して家族と会おう!とか、休みにお出かけしよう!とか、意図的でないお休みが多いと過ごし方もだらけた感じがありました。

ゆかりとお互いの実家にいったり、ニューオータニに泊まってプールに行ったり、カフェに出かけたり、ウェスティンホテルのビュッフェに通ったり、生活もゆるかったなと思う。

金銭感覚も変な感じで、有り余る時間を楽しませてもらうためにお金を支払うような感覚です。

 

ライフワークバランスという概念があります。

ライフワークバランスとは「暮らしと仕事のバランスを保とう」という生活提案です。

年間2000レシピを2人でやりきったときの自分はライフ1:ワーク9くらいの感覚でした。

週休2日制にしたときの自分はライフ9:ワーク1くらいの感覚です。

どちらも自分には合わないなぁーと感じています。

極端に崩すことで自分にとって最適なバランスが見えた気がします。

 

そして当時新しくお仕事の相談をしてくれたり、問い合わせを頂いた方には悪いことしたなと思っています。

このブログを見る機会がありましたら、ごめんなさい。

 

FCFを週休5日制にした体験を経てわかったこと

当時は「頑張って」働いた反動から、「楽をしたい」に振れて極端から極端を走りました。

頑張ると、疲れた気持ちになったり、自分の力の100%以上を出したような感じになり、充実感を得られて、そのあと無償に休みたくなったり、休んでいる人を恨めしく思ったりします。

結果はあまり関係なく頑張っている人は妙に好評価したい人情にかられます。

 

今は「頑張る」ことを自分もしないし、従業員にも推奨していません。

「頑張る」はバーチャルな感覚だから。

「〜な気がする」の塊であって、実際にそうではないことも多いです。

 

そして本で得た知識をそのまま活用する前に、誰かに相談して話を聞いてもらうのがいいと思います。

当時の僕は超絶ワンマンだったので、ゆかりの意見も聴かずに信じたことを100%実行していました。

方向が意図的ならばそれもいいでしょう。

「食を通した地球への還元」にその行動が向いているならば、やる価値があります。

「自分が楽したい」「忙しさから逃げ出したい」ために選んだ行動はそれなりの結果しかでません。

 

週休5日制から3年近く経って、今に至ります。

「食を通して幸せな人を増やす」という従業員みんなで合意した理念に向かって、皆で進んでいる日々はとてもエキサイティングに感じます。

それは週休5日では味わえなかった感情です。

意図に向かって一緒に会社をつくる仲間がいることの幸せを感じます。

新しい挑戦をすることも楽しいです。

問い合わせをいただいたり、新しい施策の結果が出ると嬉しい!

週休5日を取り入れる前よりも、もっと深い次元で仕事が楽しいです。

 

今は週休2日にしています。週休2日って誰が決めたんだろう。

週休5日を体験すると、週休2日を考えた人のバランス感覚の秀逸さを心から感じます。(震え声)

 

以上、FCFを週休5日制にしてわかったことでした。

アーリーリタイアに憧れる人は「今から」週休5日にしてみると、新しく見えるものがあると思います。

オススメはしないけどね。

 

おしまい

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